高倉寺

文武天皇の勅命で705年行基が開基し、自作の薬師尊像を安置した真言宗の古刹。法起菩薩という大変珍しい仏様が描かれた「法起菩薩曼荼羅図」、室町時代の絵仏師太輔法眼清賢作とされ市指定の有形文化財です。

泉ケ丘駅の東南ニュータウンの団地を抜けると、緑に囲まれた高台に文武天皇の勅命で705年行基が開基し、自作の薬師尊像を安置した真言宗の古刹高倉寺があります。その法起菩薩堂に長年まつられてきた「法起菩薩曼荼羅図」(ほうきぼさつまんだらず)には、法起菩薩という大変珍しい仏様が描かれています。六本の腕と五つの眼を持ち怒りの表情で岩の上に立つ姿は大変恐ろしく、金剛山の修験の仏として信仰され絵画では、この作品が唯一の例だと考えられています。裏打紙に記されている銘文から、室町時代に活躍した南都(現在の奈良県)の絵仏師太輔法眼清賢(たゆうほうげんせいけん)の作と推定でき、大変貴重で市の指定有形文化財となっています。

所在地

堺市南区高倉台2丁-9-15

アクセス

泉北高速鉄道「泉ケ丘駅」下車

その他

写真は法起菩薩曼荼羅図
堺市博物館寄託中

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