榎宝篋印塔

17世紀中頃に夢幻永海という僧が勧進し建立。竹内街道と西高野街道の分岐点に近い江戸時代の交通の要に立つ塔は、地域の人々の信仰対象だけでなく旅人や道中の無事を祈る人達の信仰を集めてきました。

塔は花崗岩製で高さ約4.39m、三重の基壇の上に据えられた基礎石には碑文が、塔身の四方には種字(梵字)が刻まれています。昭和30年の解体修理で塔の内部から宝篋印陀羅尼経、塔建立の趣意書、寄進者の氏名・金額等を記した奉加帳など塔の由来を明らかにする多くの品々が見つかりました。慶安元年(1648年)に夢幻永海(むげんえいかい)という僧が、近在の人々に呼びかけ数年の歳月を費やして勧進し建立されたもので、この塔を路傍に据え置いて道を行き交う多くの人々と良縁を結びたいと記されています。
竹内街道と西高野街道との分岐点にも近く、江戸時代における交通の要であったこの場所に立つ榎宝篋印塔は、地域の人々の信仰対象であるというだけでなく、長旅に疲れた旅人や旅立ちに際して道中の無事を祈る人達の信仰を集めながら、350年もの間静かに人々の生活を見つめ続けてきたのです。

所在地

堺市堺区榎元町2丁8

アクセス

南海高野線「堺東駅」下車

お問い合わせ

施設名

榎宝篋印塔

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